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2024.11.05
信州大学准教授による特別講義「地熱発電の現状・課題および研究事例」
信州大学工学部准教授の牛 立斌先生をお招きし、「地熱発電の現状・課題および研究事例」という題で特別講義をしていただきました。
エネルギー資源と消費の現状について、一次エネルギーの国内供給の推移やエネルギー輸入依存度など、様々なデータをもとに、地熱資源および地熱発電の現状や課題を学びました。また、日本の18箇所にある地熱発電所の中から、八丁原地熱発電所を例に外観や発電方式、仕組みを教えていただきました。
日本は地熱エネルギーの存在量が世界3位にも関わらず、地熱発電設備容量が世界10位の理由には、技術的な問題の他に、温泉や国立公園に関わる社会的問題も影響していることがわかりました。地熱発電の普及のために、物理学、化学、社会学などの他分野の知識の融合、まさに文理融合型の考え方が必要だと学びました。